第17回京都大学附置研究所・センターシンポジウムは終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

当日、現地会場でお配りいたしましたシンポジウムパンフレット(プログラム等)はこちらよりご覧いただけます。

第17回京都大学附置研究所・センターシンポジウムは終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

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プログラム

  • 開催日: 2022年3月5日土曜日
  • 時間: 10:00〜17:00
  • 場所: 松山市民会館 大ホール
    (〒790-0007 愛媛県松山市堀之内) アクセス
  • 対象: どなたでもご参加いただけます。高校生の参加歓迎!※入場無料
  • 募集定員: 500名(応募申込みは先着順)
チラシPDFダウンロード
10:00 - 10:10 開会挨拶
   時任 宣博 (京都大学理事・副学長)
10:10 - 10:40 ナノスケール物質科学と未来のエネルギー
   宮内 雄平 (エネルギー理工学研究所 教授)
10:40 - 11:10 10年後、50年後、温暖化で梅雨豪雨はどう変わる?
   小坂田 ゆかり (防災研究所 助教)
11:10 - 11:40 最適化とAI ―計算理論の視点から―
   牧野 和久 (数理解析研究所 教授)
11:40 - 12:10 教育データで教え方や学び方を変える!
   緒方 広明 (学術情報メディアセンター 教授)
12:10 - 13:30   休憩
13:30 - 14:00 窒素の環境問題 ―化学肥料がもたらす恩恵と脅威―
   舘野 隆之輔 (フィールド科学教育研究センター 教授)
14:00 - 14:30 「幸せ」とは何か? 未来の暮らしについて考える
   内田 由紀子 (こころの未来研究センター 教授)
14:30 - 15:00 経済学で実現する持続可能な脱炭素社会
   清水 延彦 (経済研究所 特定准教授)
15:00 - 15:20   休憩
15:20 - 16:50 質問回答とパネルディスカッション

「学問がリードするパラダイムシフトとは?」

  • 湊  長博(京都大学総長)
  • 時任 宣博(京都大学理事・副学長)
  • 講演者7名
  • 司会:渡辺 隆司 (京都大学研究連携基盤長)
16:50 - 17:00 総括・挨拶
   湊  長博 (京都大学総長)

※ やむを得ない事情によりプログラムが変更になる場合があります。 

講演者紹介

ナノスケール物質科学と未来のエネルギー

 宮内 雄平 エネルギー理工学研究所 教授

  

ナノスケール物質科学は、ナノメートルサイズの人工物質を作り出し、その特異な性質を解明したり、既存の物質の限界を超える優れた機能を引き出したり、さらには、既存物質では実現不可能な全く新しい道具や装置を生み出すことを目指す学問分野です。講演では特に、ナノサイズの炭素結晶からかつてない性質・機能を引き出すナノ炭素物質科学の最新の成果と、太陽エネルギー利用技術をはじめとする未来のエネ ルギー工学への展開について、ご紹介したいと思います。


10年後、50年後、温暖化で梅雨豪雨はどう変わる?

 小坂田 ゆかり 防災研究所 助教

2018年7月の梅雨前線による西日本豪雨では、愛媛県肱川を含む日本の多くの河川が氾濫し、“集中豪雨”はますます私たちの身近に迫ってきています。こうした“経験したことがないような集中豪雨”は果たして地球温暖化の影響なのでしょうか。そして、このまま地球温暖化が進むとどうなってしまうのか。どこで、どのくらい頻繁に、どのくらいの強さの集中豪雨が発生し始めるのか。そもそも何故そのような変化が起きるのか、お話ししたいと思います。


最適化とAI ―計算理論の視点から―

 牧野 和久 数理解析研究所 教授

買い物のためのルート検索、限られた予算内で美味しい献立の作成など日々の身近な問題ばかりでなく、情報、運輸、通信、金融、保険、医療、福祉など人類のあらゆる活動に最適化は現れます。このような最適化を高速に行うアルゴリズムは非常に重要であり、近年はAIの必須技術として捉えられることも多いです。本講演では、計算理論の観点からその計算限界を述べるとともに、未解決問題についても言及します。

教育データで教え方や学び方を変える!

 緒方 広明 学術情報メディアセンター 教授

近年、ギガスクール構想の推進やコロナ禍への対策によって、教育のデジタル化が急速に進展しています。これによって、デジタル教科書や講義ビデオの閲覧履歴、小テスト、レポートファイルなどの教育データが自然と蓄積されるようになりました。そこで、このようなデータを分析して教え方や学び方を改善する、ラーニングアナリティクスという研究分野が注目されています。本講演では、小・中・高等学校や大学におけるラーニングアナリティクスの導入事例を紹介します。


窒素の環境問題 ―化学肥料がもたらす恩恵と脅威―

 舘野 隆之輔 フィールド科学教育研究センター 教授

今から100年ほど前の窒素化学肥料を工業的に生産する「ハーバー・ボッシュ法」の発明により、食料生産は増え、世界人口は飛躍的に増加しました。一方で、人類に恩恵をもたらしてきた窒素化学肥料は、環境中に放出され、温室効果ガスの原因となったり、生態系の汚染源となったり、地球上のいたるところで問題を引き起こしています。窒素の持続的な利用に向き合うために、私たちは何ができるのか、皆さんと考えてみたいと思います。


「幸せ」とは何か? 未来の暮らしについて考える

 内田 由紀子 こころの未来研究センター 教授

スマホで好きな動画をみたり、SNSでいつでも連絡が出来たりと、私たちは自由や快適さを手に入れました。しかし幸せが長く続くような社会をつくるためには、個人の快適さだけを追いかけるのではなく、人が互いに助け合えるように、学校や地域、職場などの「場」を良い状態にしていく必要があります。これからの日本社会の暮らしにおける幸せのために今何を考える必要があるのか、社会と心の関係を考える「社会心理学」の視点から解き明かします。


経済学で実現する持続可能な脱炭素社会

 清水 延彦 経済研究所 特定准教授

持続可能性。脱炭素。見るからに難しい社会の課題を分かりやすく捉えて、解決に向けた処方箋を考えるためにも、経済学は使われています。私たちの住む地域社会は今どのような状態にあって、どのように変えていくことができるでしょうか? 一人一人の行動を変えていくために、厳しいルールを作る以外に出来ることはあるでしょうか? 地域の話から日本全体に関わる話まで、持続可能な社会作りに先駆的に取り組んでこられた「環境モデル都市まつやま」を舞台に、お話ししたいと思います。


パネルディスカッション


「学問がリードするパラダイムシフトとは?」

         パネリスト:湊 長博 総長、時任 宣博 理事・副学長、講演者7名
         司会:渡辺 隆司 研究連携基盤長



湊  長博
京都大学総長

時任 宣博
京都大学理事・副学長

渡辺 隆司
研究連携基盤長

 

 

 

  

 

 

 

アクセス


交通:JR松山駅から伊予鉄市内電車「南堀端」下車徒歩3分
伊予鉄松山市駅から徒歩10分


 

 

 

お問い合わせ先

  • 京都大学研究連携基盤 基盤企画室
  • Tel: 075-366-7113
  • E-mail:sympo2022*kurca.kyoto-u.ac.jp
    (*を@に変えてください)