Q1. どのような学生生活を送られていましたか
高校生の時はバレーボール部に所属していたので、3年生の春まで部活に打ち込んでいました。研究するのには体力とあきらめない忍耐力が必要なのですが、その基礎はこのときに作られたと思っています。
Q2. ご自身の研究の面白さを一言でいうと!
ヒトそのものや、ヒトに近いサルを対象にすることにより、私たちの感覚の分子メカニズムを実感的に理解することができる!
Q3. 講演でこれを伝えたい イチオシ
遺伝子の話なので難しいと想像するかもしれませんが、わかりやすく例を使って解説します。
Q4. 進路に迷う中学生・高校生の皆様へ
私も大学に入るまでは、本当に研究を仕事としていけるのだろうか?と疑問に思っていましたが、いざ大学に入ってみると、まわりは意外と普通の人たちでした。もちろん天才や秀才も周囲にいたのですが、無我夢中で頑張って気がついてみると、自分で仕事内容を決められる今の立場に就くことができました。大学で自由に研究したい人には、京都大学のように自由に学べる大学はおすすめです。
Q5. 先生と長野県とのゆかりなどいろいろ(ご出身や旅行での思い出、好物・関心事など)
岡谷市生まれ、諏訪清陵高校出身です。タイトルも出身校の校風の一つである「自反而縮雖千萬人吾往矣」(みずからかえりみてなおくんば、センマンニンといえどもわれゆかむ)「自分自身を反省して正しいと確信できたら、たとえ相手が千万人であっても自分は恐れずに立ち向かって行く」[出典 孟子公孫丑上]に一部引っかけています。
上高地で冬に樹皮を食べるサル
中国の石灰岩の崖にすむ葉食ザル
ブラジルで樹液を主食とするマーモセット